新シリーズについて長々と書いているのでご興味ある方向けのページです。
当初は5種の【序】シールが出来ていく段階で少しずつお伝えするつもりでしたが、わかりづらさと心境の変化とありこちらでまとめていく事にしました。
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2025.03.09 ページ公開
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➀神凰滅魔伝とは
前作【大正祓魔伝】はすべての者に救済をというのを自分の中で一つのテーマとして掲げ、表向きは主人公【縁達希】が【光を手にするまでの物語】として完結を迎えました。
今作【神凰滅魔伝】は【縁】をテーマとしたものとなりまして、大枠の世界観は下記のように共有しています。

【続編?】
大正祓魔伝完結後、新作についてのご質問をいただいた際みなさんに「大正祓魔伝の続編は絶対作りません」と割と強めな表現でお話させていただいてました。
なぜかというとその続きが存在しないからです。大正祓魔伝は現実に起きたことを元に物語用として変換して作っているため作りようがないというのと、ここで一つの物語として終わらせておきたいというのがその当時の気持ちでした。
ただ、その後自分自身の心の在り方とそれを取り巻く環境が大きく変化してきたこと、そしてその後にスナックトミタのガチャシールをやらせていただく事となりそこまで無理に区切らなくてもいいかと思うようになりました。
また、産み出したキャラクターそれぞれに愛着もありましたので、一部だけでもどこかで登場させてあげられたらという気持ちも芽生えてきました。スナックトミタガチャ用シールで天凰院姫華が登場するのはその流れからきています。
➀前作と描きたいことやテーマが全く異なる
➁登場人物は主人公含め新規キャラメイン
神凰滅魔伝はこの①②が主となります。私の気持ちは大正祓魔伝とは別扱いのスタンスは変わらないのですが、先のようにだいぶ心境に変化も出てきたのであえて明言せずでもいいかなと思うようになってきました。
自分がしんどくない考え方、作り方でのんびりやっていけたらなと思っています。
【神凰】
最初に作った物語が【大正祓魔伝】で新たに始まるのが【神凰滅魔伝】です。
神凰とは神鳥ロトゥと名刺シールに描かれている小鳥(とろ)が一つになった姿を指し、主人公となる予定です。
実はこの2羽はもともと一つでした。
その「ロトゥ/とろ」がとある理由で2つにわかれました。今回の物語はその2羽が一つの姿に戻るというところから始まります。そのためそれらを描くにあたり各作家様に依頼させていただきこの【序】という5種のシールを作り始めました。
今回自分のイラストだけでなく依頼させていただいたのにも理由がありそれは順番にお話させていただいています。
5種のシールがそろうことで二つの魂が完全に融合しそこから新たな主人公が生まれます。

5種揃って新たなキャラが誕生したのを現したのが中央下段の私の名刺シールで、この小鳥は2羽が融合したあとの姿を現しています。
つまり魂の融合を描いてきた【序】の流れを全て経た後の姿です。こちらは最終的に今後主人公となるキャラ(準備中)と切り替える予定です。
※04、06もすでに完成しているのですが私の準備がまだできておらず公開はだいぶ先になりそうです
【滅魔】
【滅魔】は大正祓魔伝の【祓魔】よりも強い意味が込められていその存在そのものを滅ぼすという意味を持たせています。
対して【祓う】には救いの道があるという意味ととらえています。
実は遥か昔サタンは天界において熾天使ルシフェルとして存在していましたが、ある時心のスキを突かれとある生命体に憑りつかれしまいました。その後ルシフェルは天界を追放され堕天し、サタンへと変わり果てます。外伝其之二ではエピローグシールへつなげるためにルシフェルだった頃の片鱗をちらっと出しました。
また、完結記念展で販売した冊子【大正祓魔伝-縁-】の裏表紙に赤い光を失ったサタンの冠が載っています。ソレこそがすべての元凶であり、光の戦士となった達希の手によりサタンは祓われ憑りついていたモノは彼らの世界から消え去りました。そのため冊子の裏表紙には光を失ったサタンの冠が描かれています。
サタンが救われる過程は最後のエピローグシールにてお話しさせていただく予定です。
【目的】
上記を踏まえ目的についてごく簡単にお話させていただきます。
目的とは【悪の元凶を滅すため】です。それにはある力が必要で【とろ/ロトゥ】が大いに関わってきます。
さてその目的をなすため【とろ/ロトゥ】を元の1つの姿に戻すところから始まります。
その過程がこちらです。
一:【とろ/ロトゥ】の魂魄の融合(1つの姿に戻す)のためその誕生前まで時を巻き戻す
・時を巻き戻すことで主人公たちは一度消えてしまいます
(時が巻き戻るのでまだ存在していなかったという状態です)
・これにより現段階で光の世界に存在するのはロトゥの創造主であるセラフィムのみ
二:縁ある者たちの助けを得るためセラフィムが外の世界を奔走する
・縁の力により大きく成長を遂げた【とろ/ロトゥ】を融合させ元のあるべき姿に戻すには同じく【縁の力】が必要となるため外の世界を各地回ります
(外の世界にまでは巻き戻しの力は及ばないので外界は変わらずいつも通りです)
三:三人の【縁者】の力を借りて【とろ/ロトゥ】を一つに戻す
・【①融合 ②定着 ③誕生】を経ることで新たな命として生まれ変わり彼らの世界も再構築されます
②再始動

新たに作った名刺シールの裏書に【再始動】とあります。大正祓魔伝シリーズと区切って新たに物語を創造するという意味も込めて記しました。
この物語に出てくる小鳥についてですが、名刺シールの小鳥(とろ)、大正祓魔伝に出てくる神鳥(ロトゥ)はもともとひとつだったというのは先ほどお話させていただきました。そのモデルとなるのが2年半ほど飼っていたセキセイインコです。
初めて描いたイラストが名刺シールとなり沢山の方々との交流のきっかけになりましたので、とろに感謝の意味も込めて次の物語の主人公にしようということで神凰滅魔伝と名付けました。
なぜ「とろとロトゥの魂を融合させ一つにする」かについてはいくつか意味があるのですが、2つを1つにしてパワーアップさせるという意味合いが分かり易いところかと思います。
③【序】とは(光の世界の再構築)
【序】のシールではすべてにセラフィムが描かれています。これはなぜかというとセラフィムがロトゥの生みの親(創造主)というのが一つあります。対して私(はむお)はとろを描き生み出していますので私とセラフィムを同じように扱うことにしました。ざっくり言うと私の代わりみたいな位置づけです。神凰滅魔伝からは主人公である達希たちの存在する「光の世界」において非常に強い権限をもつみたいなイメージです。この一連の流れで昇格したみたいな感じと捉えていただけたら。
この「昇格」というのに関してはそれにふさわしいものを準備中ですのでお披露目できるよう自分がしっかり準備していかなければなというところです。
こちらが初の名刺シールです

【序-01】

セラフィムとロトゥが空を飛び回っているシーンで、まだ縁家(達希の先祖)へロトゥが行く前の時を思い出し懐かしみながら飛んでいるというような場面です。このあたりのいきさつは外伝其之壱に詳しく書いてます。
このあととろと魂の融合のため神界の祭壇へと向かうことになります。
【序-03】

次は序-03となります。その次が序-02です。
こちらはとろの方ですが見た目は同じです。先ほど画像が出ていましたが私の名刺シールの元となっている小鳥を指しています。
これはセラフィムが苦労してとろの元へたどり着いたという場面です。この辺りを詳しく書くとかなり長くなってしまうのでこのくらいのご説明で。
バンガイさんに描いていただいた【序-01/03】は共にこの物語用として描いていただいたイラストではないためちょっと強引かもしれません。ラフを描いていただいたのが2023年の冬頃なのでバンガイさんのセラフィムは裸のままなんです。下記ブログで少し触れてます。
↓詳しくはこちら↓
【序-02】

異世界の縁(えん)者「マーメイド姫歌」に力を借りロトゥととろの魂魄の融合を神界の祭壇にて試みるという非常に重要なシーンです。これが第一段階となり魂の融合に失敗すると光の世界の再構築は不可能となり達希たちも時の狭間(記憶の保管場所みたいなもの➔外伝其之二でちらっと触れてます)に消え去ったままとなります。

こちらはシールに合わせて作った台紙です。ストーリーのご説明にあたりシールの裏書だけでは足りないとなりここにも書き足しました。このブログである程度ご説明させていただきましたので、次に出る2種のシールにも台紙が付くかどうかは未定です。
「月明かり」的な表現は大正祓魔伝の物語の中にちらっと出てまして、簡単にいうと天界の住人たちが使える道ですね。サタンだけは元天使なのでこの存在を知ってますが達希たちは知りません。
この【序】-02にて2つに分かれた魂魄が1つへと融合されます
・大正祓魔伝という物語の中で幾度となく達希たちを助けてきた神鳥ロトゥ
・名刺シールとして描かれて様々なところへ旅立ったとろ
それぞれが歩んできた道を一度リセットし再始動を図るというのがこの【序】となります。
・リセットの影響範囲は光の世界のみ
・融合するにはロトゥ/とろがまだまっさらの誕生まで遡る必要がある
・その「時」が巻き戻る過程で達希たち住人は全てが一度消失する
・それまでの膨大な記録は【時の狭間】にて保管される
箇条書きにするとこんな感じです。
とろとロトゥを元ある姿に戻すにあたっては3つの過程があります。
①融合
②定着
③誕生
ただ一人残った彼女は外の世界の【縁】ある方々の力を借りるため各地を奔走します。
新たに作る物語が【縁】をテーマとしているため他の作家様のキャラクターも一緒に描いていただいてます。
■【とろ】と【ロトゥ】の融合のもう一つの意味
かなり長くお話させていただきました。ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。
おそらくここまで読まれている方はさほどいらっしゃらないのではというのもあり最後にここにもう一つの意味を書いておこうと思います。
②【再始動】でも書いたいくつかある理由の大きな一つです。
【とろ】は名刺シールのデザインとして自分自身が描き、たくさんの方に配らせていただきました。【ロトゥ】は物語の中のみならず時には外へ出て(コラボとか)交流させていただきました。
【とろ】と【ロトゥ】を一つにするのは物語の中の【縁】だけでなく現実世界の【縁】も併せて一つの物語を作ろうと思ったのが理由の一つとなります。
2024年4月、当面生きていく目標として掲げていた個展が終わってこれからどうするかなとふと振り返ってみた時に、沢山の方とのご縁のおかげで今まで創作活動を続けられてこれたんだなと改めて感じました。この時は新たな物語自体まだ全然考えてはいなかったのですが、「縁」をテーマにして最後にもう一つ物語を描いてみたいと思うようになり今に至ります。
最後になりますが、私の人生においてどうしても形にして残したいものがあり【大正祓魔伝】という物語を作りました。新たな物語【神凰滅魔伝】は方向性は全く違うもののある意味自分の人生ともリンクしたような作品となるかと思っています。
ラストはこうしたいというイメージができつつあるのでそこへ向かって頑張って進んでいこうと思います。よろしければお付き合いいただけますと幸いです。
神凰滅魔伝の序章として作家様に依頼させていただいている枠はあと2つ。完成していますので、ご紹介できる体制が出来たら順次またお知らせしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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