第七弾のイラストと完成したシールをご紹介しています。
NEW! 祓-19 天凰院姫華
①イメージは剣舞
スカイブルー箔を合同でやりませんかというポストを見て、カラー箔なんてやる機会めったにないと思い思わず手を上げました。このときはまだイラストのイメージがぼんやりあるくらいです。そこから、姫華にすると確定させて剣舞から連想したものを描き進めました。
ポーズの構想自体は何となくあったのですが、まさかもう描くことになるとは思わず結構プレッシャーでした。なにしろ重要な役回りで再登場するのでいつもよりさらに気合入れて描かないとならなかったです。しかもシリーズの中でもかなり思い入れのあるキャラでもあります。
剣の持ち手は③→⑤へと流れていく際に右手に変えました。バランスが良くなかったからです。舞うというイメージから体に布を纏わせてみました。
②細かな調整を繰り返し完成へ
①→②と体にある布もはずし第一弾で神々しさの象徴みたいな感じで描いた金色の輪っかを身につけさせてみましたがマントを追加したため結局外しました。
箔データものってくるので邪魔かなというのも大きかったです。④→⑤となんとなく描いていた箔をしっかり描き直す作業をしていきました。普段研究という意味ではあまり他の作家さんのシールデザインは見ないのですが、今回は箔を使われている作家さんの作品は色々見比べました。スカイブルー箔自体がいまいち色味がわからないですし、どんな感じで見えるのかとかイメージするには実物見るのが一番でした。
あとはデータ作成の仕方を大いに参考にさせていただきました。
③完成
完成したのがこちらです。箔は流れるような流線形をイメージして何度も描き直しながらこんな感じになりました。舞うような感じに見えればいいのですが。
ちらほら舞っている羽は動きを出したかったので追加しました。背中の羽は本当に生えているのでなくイメージのようなものです。ちらほら舞っている羽も同じものですね。ここら辺は裏書で大体明らかになります。
背景色と名前を外したものです。背景色はかなり悩みました。銀プリがいいのか、背景をカラーにするのか。カラーにするなら姫華に縁のある色にしたい。かつ明るめよりも暗めの方が箔が映えるのかなとか色々悩んだ結果先のイラストのカラーになりました。
④各データ
箔のデータは初めてなのでまず作り方がさっぱりでしたが今回は特に色んな方々に助けていただきながらどうにか入稿までこぎつけました。
シール画像
初の箔押しシールの完成したものがこちらです。舞うというところで流れるような箔をデザインしてみました。
台紙もいつもと違いメタリックカラーを使用しているためちょっとキラキラします。
色々迷ったのですが、箔押しシールの他にもう一枚角プリズムシールがついてきます。
ポーズは同じですが衣装などは描き直してます。箔押しの方は10月末くらいにもう入稿していたのですが、ストーリーの展開上その時から2枚にしようというイメージはありました。
NEW! 祓-20 橘蒼鳴
➀割とすんなり完成
真ん中に来るキャラクターなので正面を見るというところはすごく意識したのですが、ポーズが決まってからはまあまあ順調に進んだと思います。最初は➀のポーズで進めていたのですがちょっと疾走感みたいなのに欠けると思い足を延ばしました。
描く時間はさほどでもなかったんですが、何を取り入れるかで悩みました。移動中とかずっとこればかり考えていることも。④ではクマが飛んでるんですがちょっと雰囲気に合わずやめました。どう表現するかで悩んでいたのですが飛ぶのはやはりストーリー上そぐわないかと思いました。
羽がとにかく大好きでイラストを見るのもすごく好きなんですが描くのは難しいですね。もっとかっこよく描けないか落ち着いたら研究したいなと思います。
②完成
持っているアイテムは蒼鳴にとっては重要な意味があります。
足についている装置は本当はもっと大きく描いた方がシールにしたとき分かり易いのですがこれ以上大きいと足に装着するのは困難に思えてやめました。これでも相当邪魔だと思いますがいろんな想いを胸に秘めつつ戦ってもらってます。
入稿時今回もマツダプリントさんにご指摘いただき変な印刷にならずに済みました。本当に毎回助かってます。
描く時間はさほどかからなかったんですが、七弾のなかでも描き進めるのが特にしんどかったキャラでした。
この辺りは外伝其之弐に派生します。
外伝其之弐は当初全く違うものを描く予定でしたが思いもよらぬ展開になりましたので完結後にのんびり描こうと思っています。
シール画像
思っていたよりもきれいに出てくれました。真ん中に黄色の線を入れているのでもうちょい左側の黒が右方向へ伸びていてもよかったですね。
この辺りはシールにしてみないとわからないので難しいところです。
パッと見は銀プリですね。
台紙とセットするとこんな雰囲気です。台紙についても毎回ささやかながら自分なりのテーマを決めて色付けてます。あとは色かぶりですね。
NEW! 祓-21 久世雪之丞
➀ポーズ決定まで
これ描いている途中から蛍光イエローをやることになり不知火神楽をリメイクし始めました。➀のポーズと神楽が似ているから却下したのか覚えてないですが結局採用せずです。⑤は妖精キャラとして描いているリャナンシーという女の子です。メガテンが大好きで名前だけそこから取りました。ただメガテンに出てくるのと被ると面倒なので自分の記憶から無意識に引っ張り出してきて似てしまわないよう気を付けました。
その右隣にあるのが雪之丞のポーズです。男性の3Dモデルもあるのですが、等身変えるの面倒なのでいつもあらかじめ作って保存してある女性のモデル使ってます
第七弾は色々込み入ってきて雪之丞も活躍してはくれるのですが、だれもかれもがパワーアップしまくっててもあまりよくないかなと、わりと初期の頃からどういう扱いで再登場させるか悩んでました。そこで出たのが次の画像です。
このイラスト覚えらっしゃる方もいて感激したのですが、2021年12月頃描いたイラストです。まだ大正祓魔伝第一弾販売前のものですね。左下にいる猫が召喚獣みたいなイメージでした。この召喚獣みたいな設定は各キャラ全員に最初考えていたのですが動物描くのが大変でやめました。この猫はなんも見ず描いたので適当です。
ただ雪之丞だけはその設定をそのままにしていたので今回ようやくお披露目できました。雪之丞自身ももともと相当強いのですが一度敗北した彼自身を急にパワーアップさせるのでなく召喚するもので調整してます。
②色で悩みつつ完成
ポーズが決まってからは早かったのですが左下にいる獣キャラのケルベロスが難しくて。さっきも書いたんですが動物は最初の頃に一旦あきらめてたのでかなり苦戦しました。骨格とかいろいろ調べてどうにか形を作ってから肉付けしてみたいな感じでした。
ちなみにケルベロスも一般的な頭がたくさんあるのでなく、メガテンに出てくるケルベロスが頭に浮かんだのでそっちの方向にしようと思ってました。悪魔を仲魔にし召喚して戦うゲームなので。
まとめに入れるの忘れたのでこちらへ。左下のがメガテンのケルベロスを見ながら描いたやつです。とりあえずで描いたとはいえへたくそです。
②→③で雪之丞と他キャラのバランスを調整して完成しました。④と⑤は背景色でかなり悩んだのですが、第七弾3種のバランスを見て④にしました。
なぜこの2色かというと第一弾登場時の背景色から取っているからです。
こちらですね。懐かしい。
③完成
先ほどと同じですが大きめのものでもう一度。雪之丞の体からちらちら出ているのは生命エネルギーが体から蒸発してっているようなイメージです。
④個々のキャラと線画・白版
重なってて見えないところはこうなってます。ケルベロスはもうちょいサイズ大きくしたかったんですがそうすると3キャラ厳しいので小さめにしました。正直なところ下半身部分は全く見えないのでちょっと手抜きです。リャナンシーはある程度全身が出るということもあり頑張って描きました。自分のイメージを形にするためとはいえ1シールのデザインに3キャラは結構きつかったです。
一度に呼び出せる数はその人の能力で変わります。今回は中でも相性のいいのを2体呼び出している感じです。
線画だけで3キャラはちょっとわかりづらいですね。
シール画像
第七弾はサンプル依頼せず全部一発勝負だったので少々不安でしたが概ねうまくいってよかったです。
雪之丞については一部透明シールも考えたのですが結局は普通の角プリズムに落ち着きました。というのも達希のお兄さんの縁希聖の時に同じことやったのでさすがに全く同じはどうなのと思いまして。
台紙とセットしたところ。ようやく明るめの色を使うことが出来たので良かったです。
NEW! 販売に関して
先日受領メールが来てましたので順調にいけば横丁さんでは25日あたりに販売していただけるのではと思っています。
BOOTH店の方は同日か後日になるかはまた後程お知らせいたします。
■価格(すべて税抜き)
・第七弾 コンプセット2,200円
【角プリズム】
祓-19 天凰院姫華
祓-20 橘蒼鳴
祓-21 久世雪之丞
【箔押】
SP-07 天凰院姫華(神鳥style)
以上計四枚が入ってます。
・単品
祓-20 橘蒼鳴 500円
祓-21 久世雪之丞 500円
・姫華のみセット販売
祓-19 天凰院姫華 SP-07天凰院姫華(神鳥style) 1,200円
姫華については販売の仕方と価格設定ですごく悩みましたが色々考えた結果セットでこの価格とさせていただきました。一般的な価格設定よりかは多少お安くできたと思います。また、姫華のみセット販売としたのはプリズムと箔押しと分けて販売するとわかりづらいと思ったからです。
第八弾もイラストはほぼ完成していますが公開は来月中旬以降になると思います。現時点においては自分自身が以前よりずっとイメージしてきた最終弾というものがうまく形として仕上がったと思ってます。特にサタンは気に入ってます。
またお知らせいたしますので合わせてどうぞよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント